出会って3秒で接待ブログ

捌け口(意味深)

アウトロー採用に参加しました 02

アウトロー採用に参加しました 01の続きです。

 

説明会へとりあえず行ってみるか、ってなった話

卒業式後のある日、突然同じ少年野球チームに所属していた小学校の同級生から「仕事始まったら時間無くなりそうだし今のうちに同窓会しない?」と連絡がきたので「俺仕事始まらないんだが??」と返信したら問答無用で飲み会へ参加することになりました。

 

地元公務員内定、大企業商社内定、大学中退して会計士、生物学科の院生、旅行しすぎて大学一留、既に働いている私の弟、大卒ニート(私)という肩書きを見ると結構カオスな飲み会になりました。内容はあまり覚えてないので割愛しますがメチャクチャ楽しかったです。

 

その後、ふと一留旅人の今後が気になったので何気なく "旅人 就職先" でググったのがアウトロー採用を知った経緯となります。最初は「タイミング良すぎだろ」とちょっと怖くなりましたが ”就活 クソゲー”, "就活したくない2016", "就活 量産型クローン人間" 等でググってもキッチリGoogle AdWordsに出てきたんで遅かれ早かれこの企画には参加していたんだろう、と思います。

 

キャッチコピーに "日本の就活はおかしい狂いそうだ" とあったので「わかり手」と思いながら適当に参加申請をしました。

 

説明会へ来てみた話

1時間半かけて目黒の会場に到着し着席。周りを見渡しても、パッと見て普通の人が多かったですが、見た目は普通でも中身がブッ飛んでる人を大学で何人も見てきたので、恐らくこの人達もそういうタイプだろうと思いました。

 

説明会の内容はあまり覚えていませんが、グループを作って参加者同士の簡単な自己紹介と何故ここに来たのかを話す、アウトロー採用の企画意図、今後の流れくらいだったと思います。その場で参加表明書みたいなのを渡され、大体予想通りの企画意図だったし特に予定もなく暇な私は「なんか面白そう」という軽いノリでOKサインを書きました。

 

要は「今の就活は何かがおかしいからそれらを取っ払ってフラットな採用活動ができる場を提供します」という感じです。テンプレート就活生が溢れてしまっている問題や、それらを捌いても本当に欲しい人材が見れなくなってしまった人事の悩みなどなど、恐らくもっと深い考えや思想があると思いますが、簡単に枠組みを体現したらこうだと思います。

 

自己紹介のグループで話した人達は全員不参加でした。私は感音性難聴を患ってるらしく、狭い空間で大勢の人が話しているなか会話するのにかなり苦労しましたし、この先のワークショップでも苦労することになるのですが、必死に会話をしました。結構話してくれた2人は単純にスケジュールの都合、話を振られても中々口を開けてくれなかった2人はわかりませんが、その後の合宿やワークショップで見かけなかったので、何か思う所があったのでしょう。前者の2人も本当にスケジュールの都合だったのか、今となってはわかりません。それぞれの "ここに来た理由"ですがグループ内の全員が「普通の就活が辛い」で合致していました。

 

終了後、会場外の喫煙所で一服していると、初見の2人グループからご飯食べに行きませんか?と誘われたので付いて行きました。その2人も不参加組でその理由を聞くと「胡散臭い」「どんな企業が来るのかわからないのはさすがに」という感じでした。「参加はしないけどアウトロー採用がどんなもんか知りたいからまた飲みません?」と言われたので、連絡先を交換し現在もちょくちょく会っています。彼ら2人はその後無事内定を頂いたそうです。

 

03へ続きます。

アウトロー採用に参加しました 01

↑これに一通り参加しました。

長くなりそうなのでいくつかの記事に分けます。

最初に記しておきますが、私は既存の就活システムから逃げ出しただけで、労働そのものから逃げようとは全く思っていません。

 

本編に入る前にちょっとした経緯。

 

在学中の就職活動の話

世間一般に見たらマイナスな局面が強い出来事ばかりな人生を送ってきた私には、自慢できるようなスキルだとか、誇りを持って話せるエピソードなどがありません。そのため、一般的な就職活動を行うにはとても苦労しました。オンシャガーマシーンとか、キチョハナカンシャマンを見て「ありえん限界すぎる(笑)」とか余裕こいてましたが、私なんかよりよっぽど企業のことを考えていて、真面目に就活を取り組んでいた人達なんだなぁと今では思います。尊敬。

 

大して中身の無い人間に関わらず謎の余裕を持っていて、実際に就活を始めたのは9月頃です。就活が解禁された頃は、みんな就活の話しかしなくなったので「つまんねー」と思いながらアニメ・声優系のイベントへ行って騒いだり、卒論テーマ何しようとか考えてました。夏頃はスーツ着るのが嫌すぎて逃げました。この頃になると内定貰っている知り合いもボチボチ出てきたので内心焦ってはいましたが、「まだ時期じゃない」などと謎の余裕を持ち続けていたのを覚えています。しかし後期開始の9月になって色々な人と話すうちに「このままではマズい」と思い就活を始めたわけです。 

 

駆け込み寺が如く、大学のキャリアサポートセンターや新卒向けのナントカエージェントも利用したりしましたが、結局は”自身のエピソードやスキルをいかに綺麗に話せるか”と、ググればすぐに出てくるような基本的なマナーや、ちゃんと目を見てハキハキ話しなさいとコミュニケーションの基本も基本なことしか教えてくれなかったので、面倒くさくなって通うのをやめました。やる気を見せずに、死んだ魚のような目でボソボソ喋ればこうなることは明白です。

 

通うのを辞めた後も就職活動はぼちぼちしていたのですが、薄っぺらい人間かつ口下手なので、いくら書き物で盛ってもいざ面接したら即バレみたいな場面が多かったです。

 

経営理念だとか何たらビジョンとか、どこも似たようなことしか書いてないな程度にしか思っていなかったので、大して読まずに面接に臨んだりもしました。IT系で多かったんですけど、横文字が多すぎる理念は「誰かの受け売りをパクってるだけなんじゃないか?」と逆に不安になりました。

 

”やりがい”が有るか無いかなんて、こっちが決めることなんで押し付けられても困るし、”人々を笑顔に~"とか、「その人々って対象どこらへんなの?スマホアプリの制作してるらしいけどガラケーユーザとかスマホ持ってない人は眼中に無いの?」みたいに偏屈な考えしかできなかったのも、就活コケた理由かなあと思います。

 

終盤はヤケクソ気味になり、EPGデータを扱うとある企業の役員さん相手に「テレビとかもうオワコンになりつつあるけどホントにこの企業先行きあんの?」とか言ったりしてました。解答は覚えてません、つまんねー解答だった気がします。

 

説明会で人事担当の話をありがた~く思っているであろう、必死にメモ取ってる人を見て「こんな当たり前なことしか言ってないのにメモ取るんか…」と思う場面が結構あったのですが、恐らくアレは ”周りがやってるからやらないと” 的な考えとか "大学から指示されたから" なんでしょうね。この空気もかなり苦手でした。

ちなみにこれは、アウトロー採用の会場でも思いました。

 

結局、10社程度しか見ていないにも関わらず「卒業後にバイトしながらでもいいから、ゆっくり就活すればいいんじゃないか?」と急に逃避思考になり、研究、卒論執筆などもあって年明け前に就活を辞めました。

 

”会社訪問はスーツが常識”だとか”履歴書は手書きで”みたいな合理性に欠ける風潮にも限界を感じていたので、ドロップアウトして然るべきでした。

 

「未だに内定無いのヤバくない?」という話もしましたが、別に今内定無くたって死ぬわけじゃないだろと思ってました。昨今じゃ終身雇用なんて無くなっていますが、裏を返せば自身の変化に合わせて転職もしやすくなった、と考えています。しかし、大卒の肩書きのみで選択肢が広がるとは到底思えません。広がっているように見える選択肢の先は、古い考えが今でも通用すると思っている墓場企業しか無いと思います。そう思っているにも関わらず、怠けて手に職つけなかった私も墓場人間なのでしょう。

 

あまり関係ない話ですけど、ナントカエージェントさんで担当してもらった若いねーちゃんの連絡ミスのせいで、説明会当日に急遽スーツを買って5万ほど溶けたの、今でもキレてます。そこは志望度高かったので結構気合入れて臨んだのですが、2ステップ目のグループディスカッションで呆気無く落とされました。

 

 02へ続きます。